中国の人工知能(AI)スタートアップ「月之暗面(Moonshot AI)」が11月6日に発表した推論モデル「Kimi K2 Thinking」がこのほど、米AI検索プラットフォームのPerplexity(パープレキシティ)に接続され、同サービスに採用された唯一の中国発AIモデルだった。米OpenAIの「GPT-5.1」も同時に追加した。
パープレキシティは2022年に設立され、情報源(出典)を明示したAI検索で急速にユーザーの支持を獲得し、爆発的な成長を遂げた。最新データによると、月間アクティブユーザー数(MAU)は3000万人に達し、企業評価額は世界のAI検索業界で首位の200億ドル(約3兆円)超となっている。
Kimi K2 Thinkingは「Model as Agent(モデル自体がエージェントとして機能する)」という理念のもとに訓練されたオープンソースの推論モデルで、1兆パラメータの混合専門家(MoE)モデルを基盤とし、256Kトークンのコンテキストウィンドウに対応している。また、INT4(4ビット整数演算命令)を直接サポートしているため、高い性能を維持しつつ、推論コストを大幅に低減できるという特長がある。最大の強みは、強力なツール呼び出し機能と、連続的かつ自律的な推論能力にある。公式発表によると、200〜300回連続でのツール呼び出しが可能だという。
専門家並みの知識と推論能力を問う「Humanity’s Last Exam(人類最後の試験)」など権威あるベンチマークでは、GPT-5を上回る評価を獲得。Kimi K2 Thinkingは推論、長文処理、知識検索、構造化出力の能力に優れ、高い優位性を示した。この性能の高さが、パープレキシティに採用された主な理由とみられる。
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